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下水道使用料改定について(平成31年4月~)

2019年2月1日更新

平成31年4月1日使用分から下水道使用料が変わります

下水道は、家庭や工場から排出される汚水・雑排水を地下に埋設してある下水道管を通し、処理場に集め、きれいな水として川や海に流すものです。本市においても、汚水・雑排水をきれいな水にすることで川や海といった水環境を良好にし、安全で清潔な生活環境を提供しており、第4次沼津市総合計画の中で環境にやさしいまちづくり実現のための主要事業の一つとして位置づけています。
しかしながら、本市の平成29年度末における下水道普及率は59.5%で、全国平均の78.8%や静岡県平均の63.1%に及ばず、また、近隣他市と比べても低い水準にあり、都市機能は十分に満たされておりません。今後も引き続き、普及率の向上のための下水道管整備、さらには施設の耐震化や長寿命化を継続的に推進していく必要があります。
今後も経費削減に努めてまいりますが、このままでは適正な汚水処理や計画的な事業推進に影響が出る恐れがありますので、下水道使用料の改定をいたします。
使用者の皆様にはご負担をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

使用料改定の経緯(改定の理由)

受益者負担の適正化を図ります

使用者が特定される下水道事業においては、汚水処理に関する経費(一般会計負担分を除く)については、下水道使用料でまかなうべきであるとされておりますが、沼津市においては使用料収入だけではまかないきれず、不足する部分については、一般会計からの繰入金によって補てんされています。つまり、赤字分に税金等が投入されており、下水道をお使いになられている方とそうでない方との間に不公平が生じています。
今回の改定では、こうした不公平を是正し、受益者負担の適正化を図ります。
なお、平成29年度決算では、下水道使用料収入が約15億円、汚水処理費用が約24億円で、約9億円分を一般会計からの補助金などで補てんしています。

平成29年度の維持管理に関する収支は

平成29年度の維持管理に関する収支
  • ※汚水処理費は総費用から一般会計が負担すべき経費を差し引いております。

また、1立方メートルあたりの汚水の処理でみても、平成29年度決算において、使用料で賄うべきとされる経費は約175円であるのに対し、使用料収入は約107円で、1立方メートル処理すると約68円の差が生じており、収入と支出のバランスを著しく欠いてしまっている状況です。

普及率の向上と下水道施設の長寿命化・耐震化

下水道は、公共用水域の水質保全や市民の快適な生活を支える基幹的な施設であり、計画的に整備を進めていく必要があることから、第4次沼津市総合計画において、主要事業の一つとして位置づけています。しかしながら、本市の下水道普及率は、全国的にみると依然として低い水準にあることから、積極的に下水道整備を図っていく必要があります。また、終末処理場や下水道管などの老朽化への対応や、大規模地震に備え、施設の耐震化が課題となっており、計画的に対策を講じていかなければなりません。

  • 状化による地下水の噴出(東日本大震災時:千葉県)

    液状化による地下水の噴出
    (東日本大震災時:千葉県)

  • マンホールの浮上(東日本大震災時:千葉県)

    マンホールの浮上
    (東日本大震災時:千葉県)

厳しい経営状況です

平成29年度末時点において累積欠損金が約2.1億円あり、普及率が6割程度と低い中で、既接続者の有収水量の減少なども影響し、収入となる下水道使用料の大幅な増加が見込めない状況にあります。
また、受益者が特定できるサービスの提供を行う下水道事業においては、本来、汚水処理経費を下水道使用料によりまかなうことが理想とされています。しかし、汚水処理原価を使用料でどの程度まかなえているかを示す経費回収率は、沼津市で約60%程度であり、他市と比べても低く、望ましい状態とは言えません。

審議会・市議会で審議されました

下水道使用料の改定にあたり、学識経験者や公募委員で組織する「沼津市水道事業及び下水道事業経営審議会」を平成30年6月から4回にわたり開催し、使用料について検討していただきました。その結果、補てん財源に不足を生じることなく、かつ10年後の経費回収率100%を目指し、今後5年間で経費回収率75%程度への引き上げを見込んだ、平均25.2%増の使用料改定を行う必要があるとの答申がなされました。さらに付帯事項として、【1】下水道事業の健全化の推進、【2】沼津市下水道ビジョンに沿った経営戦略の策定、【3】下水道事業に関する情報提供の強化、水洗化率の向上、【4】使用料改定の周知を行うことが求められました。
また、これに基づき、沼津市議会の平成30年11月定例会において、下水道使用料改定の条例改正議案が審議され、原案のとおり議決されました。

更なる企業努力で

これまで、業務の委託化による維持管理経費の削減や、事務の効率化による経費縮減に努めるとともに、組織の見直しによる職員の削減など人件費の削減にも努めてまいりました。 
今後につきましても、効果的な経営を進め、使用料改定以外にも、様々な改善を下記のとおり行っていきます。

  • 下水道整備のスピードアップ(普及率の向上)
    下水道ビジョンに基づき、投資効果が高く、早期に効果が現れる人口密集地について優先的に整備を進め、年平均1ポイント増を目指しています。
    今後においても整備のスピードアップを図り、生活環境の向上、安全・安心な暮らしの早期実現を目指します。
  • 利用者の公平性を高める
    下水道事業の公平性、使用料収入の確保という観点から水洗化率の向上は重要なことであり、本市では個別訪問指導や接続工事に対する融資あっせん制度利用の働きかけなどに努めていきます。
  • 施設の効率化による経営改善
    処理施設の老朽化に伴う更新や、人口減少などによる汚水量の減少を見込み、施設それぞれの維持管理費や稼働状況等を考慮し、施設の更新に合わせ統廃合やダウンサイジング(規模縮小)など、効率化について検討を進めています。
  • 民間との連携強化
    サービスの質を確保しつつ、下水道事業の効率化・効果的な経営をおこなっていく必要があり、本市にどのような手法が最適なのか研究を進めていきます。
  • 県との連携を図り、広域化・共同化による改善
    人口減少・施設の老朽化など下水道を取り巻く環境は厳しくなっており、広域化・共同化計画の策定が進められています。
    本市としても、県との連携を図りながら、汚水処理などの広域化・共同化について検討を進めていきます。

使用料改定の内容

今回の改定では、平成31年4月1日から下表のとおりになります。 

下水道使用料表

基本料金詳細
基本料金(月額)
汚水量 旧使用料 新使用料
10立方メートルまで 1,050円 1,250円

超過料金詳細
超過料金(1立方メートルあたり、月額)
10立方メートルを超え20立方メートルまで 105円 135円
20立方メートルを超え30立方メートルまで 107円 138円
30立方メートルを超え50立方メートルまで 110円 142円
50立方メートルを超え100立方メートルまで 114円 147円
100立方メートルを超え500立方メートルまで 118円 152円
500立方メートルを超える分 123円 158円
  • ※公衆浴場は排除汚水量を1/2の量として算出する。

下水道使用料の算定方法は

下水道使用料を算定する基となる排除汚水量は、水道を使用している場合はその水道の使用水量となっております。水道の検針は2ヶ月ごとに行っており、奇数月に検針する地区と偶数月に検針する地区に分かれています。
今回、下水道使用料が改定になることから、検針期間が改定日の平成31年4月1日をまたぐ4月検針と5月検針においては、3月31日までの使用日数と4月1日以降の使用日数で、旧料金で計算した使用料と新料金で計算した使用料を按分し、下水道使用料を算定します。
※引越しなどによる水道の開閉栓の場合も同様です。

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このページに関するお問い合わせ先

水道部水道総務課

〒410-8601 静岡県沼津市御幸町16-1
電話:055-934-4851
ファクス:055-931-8101
メールアドレス:suido-so@city.numazu.lg.jp

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