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2007年8月20日更新

乗運寺(じょううんじ)

乗運寺

増誉上人(長円)の開基で、千本山と号する。浄土宗京都知恩院の末寺で三枚橋城主松平康親、沼津城主水野忠友の菩提所でもある。

伝えられるところによると、合戦によって荒れはてたこの地に、旅の僧(長円)がやって来て、土地の人々が潮風の害に苦しんでいる姿を見て、お経を唱えながら松苗を植え続けたという。人々はこの長円の行いとその徳をたたえ、草庵を建ててそこに住んでもらうようにした。時に天文6年(1537)という。庵は初め成鳴寺と称したが、乗運寺と変わり、現在に至っている。

天正8年(1580)武田勝頼が北条氏政と対峙するため、兵を率いて浮島原に本陣を置き、北条方の伏兵に備えて千本松原の松を伐り倒させたため、土地の人々が被害を受け難儀をしていたのを、巡錫中の長円が心を動かされて松苗を植えたという説もある。ただ、伝えられる増誉上人の没年(天正8年)から考えると、増誉上人の植樹と関係のある合戦は、天文6〜23年(1537〜54)にこの地域で繰り広げられた、後北条氏と今川・武田氏による「河東一乱」と考えられる。

寺にはこのほか、千本松原をこよなく愛した歌人・若山牧水の墓、寺内で「斯道会」という漢文の講座を開いていたという池谷観海の碑などもある。


松平康親の墓

池谷観海の碑

乗運寺山門

乗運寺本堂

増誉上人の像

若山牧水(妻・喜志子、長男・旅人)の墓

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