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コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)

2023年4月1日更新

地域とともにある学校の実現に向けて

コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)は、学校と地域住民等が力を合わせて学校の運営に取り組むことが可能となる「地域とともにある学校」への転換を図るための有効な仕組みです。コミュニティ・スクールでは、学校運営に地域の声を積極的に生かし、地域と一体となって特色ある学校づくりを進めていくことを目指します。
これまでの学校評議員制度では、学校が活動内容を地域に公表し、理解を得ることが目的でしたが、コミュニティ・スクール制度では、学校と地域が力を合わせて学校の運営に取り組むことが目的になります。
学校運営協議会では、学校と地域がお互いにもっている情報を共有し、現在の状況を正しく把握する場でもあります。「学校」は何を目的にしているのか、何が課題なのか。「地域」はどのような地域づくりを目指し、何をしているのか。こうした情報を提供しあい、お互いの理解を深め、具体的な活動について検討をしていきます。
学校運営協議会で「課題・目標のビジョン」を共有した後、学校と地域で具体的な役割分担をしながら作業・活動を行っていきます。この時、学校だけでなく、地域住民から成る「地域学校協働本部」の力と合わせて行います。
沼津市では、コミュニティ・スクールを「地域の子供たちのため」という共通の目的のもと、学校と地域がお互いの情報や思いを共有できる場と考え、「地域とともにある学校」の実現に向けて、推進していきます。

学校運営協議会を設置するにあたって

1 学校運営協議会の委員と目的

沼津市では中学校区ごとに学校運営協議会を設置していきます。(令和5年3月現在で市内8校区に設置済み)令和5年度中に全中学校区での導入を目指しています。
学校運営協議会の委員は当該学校の所在する地域の住民、当該学校に在籍する幼児、児童、生徒の保護者(親権を行う者および未成年後見人)、その他教育委員会が必要と認める者などから選出され、教育委員会が任命をします。
学校運営協議会の主な役割として、

  • 校長が作成する学校運営の基本方針を承認する
  • 学校運営に関する意見を教育委員会又は校長に述べることができる
  • 教職員の任用に関して、教育委員会規則に定める事項について、教育委員会に意見を述べることができる

の三つがあります。

2 地域学校協働本部との連携

地域学校協働本部は、多くの幅広い層の地域住民、団体等が参画し、緩やかなネットワークを形成することにより、地域学校協働活動を推進する体制のことです。
地域学校協働本部は、学校運営協議会で学校と地域が共有した「地域でどのような子供を育てるのか」「何を実現していくのか」という目標やビジョンをもとに、その構想を実現するための必要な人材や場所などの提供の調整をします。
このように、コミュニティ・スクールは学校運営協議会と地域学校協働本部との連携をすることで、学校と地域が良きパートナーとなる「双方向の活性化」が大切です。

3 持続可能な取組に向けて

学校運営協議会と地域学校協働本部の連携が重要なコミュニティ・スクールの推進のために、沼津市ではコミュニティ・スクールディレクター(以下、CSディレクター)とコミュニティ・スクールコーディネーター(以下、CSコーディネーター)を任命しています。学校運営協議会にはCSディレクターとCSコーディネーターが在籍し、地域学校協働本部にはCSコーディネーターが在籍します。(地域によっては1名が2役を担う場合もあります。)
コーディネーターは地域と学校との橋渡し役として、双方の事情や要望などを十分に理解し、地域学校協働活動が学校運営の改善に結びつくよう、双方への積極的な働きかけをします。こうすることで学校の教職員が異動したり、自治会役員が替わったりした場合でも、変わらずに活動が継続できるような体制を整えています。

このページに関するお問い合わせ先

教育委員会事務局学校教育課

〒410-8601 静岡県沼津市御幸町16-1
電話:055-934-4808
ファクス:055-931-8977
メールアドレス:gaku-kyouiku@city.numazu.lg.jp

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