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昔の生活用具

2024年4月1日更新

私たちの生活は、昭和30年代の高度経済成長期に生活が豊かになり、電化製品・水道・ガスが普及したことによって大きく変わりました。
ここでは、それより前に人々が使っていたいろいろな生活用具を紹介します。
そのころの生活用具は、木・竹などの自然の材料を使って手作りされていて、それらの一つ一つには、生活の中で得られた人々の知恵(ちえ)と工夫がこめられていました。   
当館2階の展示室では、これらの生活用具を生活の場面ごとに展示しています。

台所用具
すり鉢(ばち)、すりこぎ、かつおぶしけずり(鰹節削)、かめ(甕)、めしびつ(飯櫃)、めしびつ入れ、めしかご(飯籠)、こおりれいぞうこ(氷冷蔵庫)など。
流し
あらいおけ(洗桶)、ささら、みずがめ(水甕)、ひしゃく(柄杓)、ておけ(手桶)、ざる(笊)、ちゃわんかご(茶碗籠)、しゃもじさし(杓文字差)など。
竈(かまど)
はがま(羽釜)、てつなべ(鉄鍋)、ひふきだけ(火吹竹)、じゅうのう(十能)、ひけしつぼ(火消壺)、しちりん(七輪)、うちわ(団扇)など。
ちゃぶ台のある居間(いま)
めしぢゃわん(飯茶碗)、しるわん(汁椀)、ひばち(火鉢)、ごとく(五徳)、ひばし(火箸)、はしらどけい(柱時計)など。
囲炉裏端(いろりばた)
じざいかぎ(自在鉤)、てつびん(鉄瓶)、てっき(鉄器)など。
井戸端
つるべおけ(釣瓶桶)、せんたくいた(洗濯板)、たらい、手押しポンプなど。
寝室(しんしつ)
ふとん(蒲団)、まくら(枕)、かや(蚊帳)、たけごうり(竹行李)など。
明かり
かくあんどん(角行灯)、しょくだい(燭台)、おき(置)ランプなど。
火をつける
ひうちいし(火打石)、ひうちがね(火打金)、ほくち(火口)、マッチなど。
暖(だん)をとる
こたつ(炬燵)、あんか(行火)、湯たんぽなど。
衣類のしわを伸ばす
火のし、こて(鏝)、すみび(炭火)アイロン、きりふき(霧吹)など。

なお、このPDFデータは、2007年に刊行した企画展図録『生活用具とものづくり』の前半部分であり、最新のデータを反映させたものではありません。また、現在の展示内容とは一部異なる箇所もあります。

このページに関するお問い合わせ先

沼津市歴史民俗資料館

〒410-0822 沼津市下香貫島郷2802-1(沼津御用邸記念公園内)
電話:055-932-6266
ファクス:055-934-2436
メールアドレス:cul-rekimin@city.numazu.lg.jp

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