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プラスチック製容器包装のリサイクルについて

2025年4月1日更新

沼津市では、週に1度収集している『プラスチック製容器包装』について、(公財)日本容器包装リサイクル協会に引き渡し、同協会が契約したリサイクル事業者でリサイクルしています。
このことにより、『プラスチック製容器包装』についても資源としてリサイクルされるだけでなく、(公財)日本容器包装リサイクル協会で行うリサイクルの費用を、『プラスチック製容器包装』を商品販売のために製造・使用している事業者が負担(平成25年度は費用の99%)していることから、資源循環にかかる市の費用負担が大幅に抑えられます。
また事業者の費用負担は、使用する『プラスチック製容器包装』の量に応じて増減するため、事業者は積極的に『プラスチック製容器包装』の減量に努めるようになり、結果的に本市だけの話でなく、日本国内全体における『プラスチック製容器包装』減量につながります。
そのため市では、今後も積極的に『プラスチック製容器包装』を分別収集し、(公財)日本容器包装リサイクル協会で行うリサイクルを推進したいと考えています。

(公財)日本容器包装リサイクル協会の『プラスチック製容器包装』引き取り基準

この(公財)日本容器包装リサイクル協会に、収集した『プラスチック製容器包装』を引き取りしてもらうためには、厳しい基準を満たさなくてはならず、基準として、

  • 『プラスチック製容器包装』以外のものや、汚れが付着したものなどを『異物』とし、異物の混入が10%未満であること
  • 汚れの付着したプラスチック製容器包装は「燃やすごみ」の日に出してください。
  • 発火の危険性のある、ライター・スプレー缶・乾電池などや、けがをする危険性のある、刃物・カミソリなど鋭利な物、注射器及び注射針・点滴セットのチューブなど医療系廃棄物が混入していないこと

などが定められています。この基準を満たせず、引き取り拒否された場合は、市独自で処理しなければならず、そのための費用負担は莫大なものになります。
事実本市でも、平成19年度に基準を満たすことができずに引き取りを拒否され、市で処理することが困難であることから、処理の委託先の選定及びその費用確保に大変苦慮した経緯があります。
その後、市内全域における説明会などを通じて、市民の皆さまにプラスチック製容器包装の分別について説明し、ご協力をいただいたことで、基準を満たすことができたことから、(公財)日本容器包装リサイクル協会による引き取りが再開され、現在まで継続されています。

収集後の『プラスチック製容器包装』の流れ

市民の皆さまが排出した『プラスチック製容器包装』は、収集車で収集した後、機械により袋から中身を出して『異物』を取り除きます。最終的には作業員の手作業により、残った『異物』を取り除き、(公財)日本容器包装リサイクル協会へと引き渡します。こうして『異物』を除去することで、ほとんどの『異物』が取り除かれますが、それでも100%除去することは不可能です。
現在手作業で『異物』を除去している作業員は少ない人数で年間2,403t(令和元年度排出量)、1日あたりでは約7.8トンの『プラスチック製容器包装』全てをチェックし、『異物』を取り除いています。
少ない人数による作業で、引き取り基準を満たす水準を維持できているのは、作業にあたる方の力によるところもありますが、市民の皆さまが『プラスチック製容器包装』の分別を徹底してくださっているからです。
もし市民の皆さまによる『プラスチック製容器包装』の分別が徹底されなくなったとしたら、現状の体制では(公財)日本容器包装リサイクル協会の引き取り基準を満たすことができなくなる可能性が高く、引き取り拒否されればその処理費用は莫大なものとなってしまいます。また引き取り基準を満たすために、作業員を増員するなど、『異物』を除去する体制を強化する必要が生じ、その費用がかさむことが考えられます。
そこで、『分かりにくい』『めんどうだ』というご意見はあるものの、市民の皆さまに分別の徹底について、ご協力をお願いしています。

  • 手作業による『異物』除去

    手作業による『異物』除去

  • 手作業による『異物』除去

    手作業による『異物』除去

このページに関するお問い合わせ先

生活環境部クリーンセンター管理課

〒410-0813 静岡県沼津市上香貫三ノ洞2417-1
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ファクス:055-931-7724
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