ダンボールコンポストとは
ダンボールコンポストは、微生物の力を利用し、家庭で出る生ごみをダンボール箱の中で堆肥化する、生ごみ処理方法の1つです。
通気性・保水性に優れたピートモスと消臭効果もあるくん炭を混ぜ合わせ、そこに生ごみを投入すると、好気性の微生物が生ごみを分解します。省スペースで電気を使わず、基材の価格もお手頃。
こちらで紹介するやり方は、約50キログラムの生ごみ処理を見込んでいて熟成期間を設けた後、堆肥として使うことができます。
燃やすごみの半分近くを占める生ごみ。ダンボールコンポストで生ごみの排出削減に取り組んでみませんか。
ダンボールコンポストの作り方・使い方
必要なもの
- ダンボール箱 1箱(厚手のもの)
- 新聞紙(朝刊2日分)
- 基材(ピートモス・くん炭)
- ガムテープ
- コンポストキャップ(Tシャツ・タオルなど)
こちらで使用しているのは、
ダンボール箱(みかん15キログラム用)、
ピートモス10リットル、
くん炭12リットル
※内容量は店舗によって取り扱いが異なります。ダンボールはこの図のように2重になっているものの方が長持ちします。
あると便利なもの
- 風通しのよい台(すのこ・網目状の台など)
- 基材を混ぜるもの(スコップや手袋)
- 温度計
- はかり
- 虫よけスプレー(網戸にかけるタイプ)
- 分解促進剤(米ぬか・廃食油など)
- 不織布など通気性のある布やバッグ
作り方
- ダンボール箱を組み立てます。
虫の侵入を防ぐため、箱の底・側面の隙間は、ガムテープでふさぎます。

- 新聞紙を底に敷き詰めたり、別のダンボール を切り取って敷くなどして、底を強化します。

- ピートモスとくん炭を3対2の割合でダンボール箱の中に入れ、水1リットル程度を少しずつ入れながら混ぜ合わせます。

- 虫の侵入を防ぐため、フタ・カバーでダンボール箱の上部を覆います。
Tシャツの首と腕の部分を縫い合わせると簡単なカバーになります。無い場合は、タオルなどの布でフタの部分を覆い、ゴムバンド等でとめます。

使い方【生ごみ投入編】
- ダンボールコンポストは風通しの良い場所におきましょう。
すのこやカゴトレーなどを使用すると、通気性も良くなります。 - 生ごみ投入量の目安は1日500グラムです。
水分が多いものは三角コーナー等で水切りしましょう。野菜など繊維質のものは刻んだ方が分解されやすいです。

- 生ごみを入れたらよくかき混ぜ、空気が中に入るようにします。
生ごみを入れない日もできれば1回かき混ぜましょう。
使ったスコップや手袋は容器内に入れたままにします。

使い方【堆肥化編】
- 基材がベタベタし、分解が進まなくなってきたら、生ごみ投入をやめ、1か月ほど熟成をさせます。
熟成期間中は2・3日毎にかき混ぜ、たまに水を加えましょう。
温度が上がらなくなったら堆肥の出来上がりです。 - 出来た堆肥は3~4倍の土と混ぜて使いましょう。
- すぐに使わない時は、乾燥させてビニール袋に入れて口を縛り保存します。
出前講座のご案内
講座にてダンボールコンポストの作り方、使い方を説明します。必要な資材は、市でご用意いたします。作成したダンボールコンポストはお持ち帰りいただきます。申し込み方法等詳しくは下記のリンク先をご覧ください。
このページに関するお問い合わせ先
生活環境部クリーンセンター管理課
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