


移住者目線で沼津のリアルな情報を発信する企画「ぬまづのホンネ」。市の職員ではなく実際に沼津へ移住した方のホンネを掲載しています。第10回目のライターは神奈川県から移住した あこさんです!
沼津に移住してまず驚いたのは、「都会に近いのに、ちゃんと“地方の温かさ”がある」ことでした。
東京までは新幹線で約1時間。買い物も便利で、日常生活に困ることはほとんどありません。
それでも、朝の散歩で「おはようございます」と声をかけ合うような、ゆるやかな人のつながりが残っています。
この“ほどよい距離感”が、心地よく感じます。
沼津といえば港町。スーパーに並ぶ魚の鮮度に、最初は本当に驚かされました。
東京ではなかなか見かけない種類の魚も多く、週末には沼津港へ。
地元の方と会話を楽しみながら、その日のおすすめを選ぶのがちょっとした習慣に。
「地元の食材を食べる」ことが、自然と生活の一部になりました。

一方で感じたのは、「やっぱり車があったほうが便利」という現実。
市街地以外では、ちょっとした移動にも車が必須です。
でもその分、ドライブで海沿いを走ったり、週末に温泉へ足を伸ばしたり――
自分のリズムで動ける自由さが、都会では味わえない心地よさをくれます。
この街の面白さは、都会と地方のちょうど真ん中にあること。
自然や人の温かさを感じながら、必要な便利さもきちんと揃っている。
「ほどよく自由で、ほどよく人とつながれる」――
それが、沼津で暮らして感じた一番の魅力かもしれません。
