


移住者目線で沼津のリアルな情報を発信する企画「ぬまづのホンネ」。市の職員ではなく実際に沼津へ移住した方のホンネを掲載しています。第21回目のライターは神奈川県から移住した あこさんです!
沼津に移住してから、日常の中にちょっとした「旅」のような時間が増えました。そのひとつが、牛臥山公園の散歩です。
駿河湾に面したこの公園は、こぢんまりとしていながらも景色の変化が楽しく、歩くたびに違う表情を見せてくれます。入り口からゆるやかな坂道を上がっていくと、松林の間を抜ける風が心地よく、潮の香りがふっと混ざります。都会にいた頃には意識もしなかった「海の匂い」が、ここでは日常の一部です。
少し歩くと、視界が一気に開けて、青く広がる駿河湾。その向こうにうっすらと見えるのが伊豆半島。天気のいい日には、空と海の境界が溶け合うようで、ただ眺めているだけで時間がゆっくり流れていきます。
園内には展望台もあり、階段を上るとさらに視点が高くなります。釣りをしている人、犬の散歩をしている人、ベンチでのんびりしている人。それぞれの時間が静かに重なっているのが印象的です。観光地のような賑やかさはないけれど、その分、肩の力を抜いて過ごせる場所です。
夕方になると、また違った魅力が現れます。海に沈んでいく夕日が、空をオレンジ色に染めていく様子は、思わず足を止めてしまうほど。移住してよかったと感じる瞬間のひとつです。
特別なイベントがあるわけではないけれど、こうした何気ない時間が積み重なって、暮らしの満足度が上がっていくのを感じています。

牛臥山公園