ここから本文です。

獅子浜城跡(ししはまじょうあと)

2017年10月4日更新

獅子浜城跡 地図

獅子浜城は、鷲頭山が、西に向かって駿河湾に大きく突出した丘陵を利用して築かれている。館は富蔵山本能寺境内にあったといわれ、東側は鷲頭山の急崖、北側に砦、南側に詰城が築かれており、三方が要害となっている。このため海上方面の防備、陸上の根拠地として、北条氏の要害地であったと思われる。この地により、南の陸上交通は完全に遮断される。

詰城は館の東南にあり、半独立丘状を呈し、二つの曲輪で構成されている。砦は東西に伸びる尾根上にあり、空堀で背後の山と区切られている。また、鷲頭山上が見張り台として利用されたといわれるが、明確ではない。

築城年代は不明。北条氏が伊豆に侵攻し領国化した時期には存在したと思われる。天正4年(1576年)頃に北条氏の大石越後守が守備していたが、天正18年(1590年)豊臣秀吉の小田原攻めに際し、ここを退去。以後、廃城となった。

現在は別荘地であるため入ることはできない。

このページに関するお問い合わせ先

教育委員会事務局文化振興課文化財センター

〒410-0106 沼津市志下530
電話:055-935-5010
ファクス:055-933-1270
メールアドレス:cul-bunkazai@city.numazu.lg.jp

Copyright © Numazu City. All rights reserved.

上へ戻る