ここから本文です。

久連神社社叢(くずらじんじゃしゃそう)

2017年10月31日更新

久連神社社叢 地図

西浦久連の海岸に椀を伏せたような小山がある。神社の境内であるため原生林に近い状態を保っており、ヤマモモ、ヒメユズリハ、クロマツ、トベラなどと共に、モッコク、ウバメガシが混生して深い茂みをなしている。

久連神社社叢は、そのほとんどが照葉樹で占められている。目通り1.65メートルのモッコクや、1.05メートルのウバメガシの巨木をはじめ、ヤマモモ、タイミンタチバナ、ネジキなど、暖地性の植物が、およそ40数種認められている。
樹木の保存状態は良好で、植栽されたビャクシン、コウヤマキなどの数種を除くとほとんど人工の影は見られない。

この社叢には珍しい植物はないが、暖地におけるフロラ(植物相)を知る上で、また、自然生態を最もよく留めている樹林として貴重なものといえる。昭和52年12月に市指定天然記念物に指定された。

  • 久連神社社叢
  • 久連神社社叢

このページに関するお問い合わせ先

教育委員会事務局文化振興課文化財センター

〒410-0106 沼津市志下530
電話:055-935-5010
ファクス:055-933-1270
メールアドレス:cul-bunkazai@city.numazu.lg.jp

Copyright © Numazu City. All rights reserved.

上へ戻る