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井上靖

2007年7月1日更新

井上靖の写真

井上靖(1907年~1991年)


作家。
旭川市生まれ。
幼少時、父の故郷天城湯ヶ島に移住。
旧制沼津中学校、第四高等学校、京都帝大文学部卒。
毎日新聞社を経て執筆活動に入る。

「流転」、「闘牛」(昭和25年、第22回芥川賞受賞)「あすなろ物語」、「氷壁」、「しろばんば」、「風涛」、「夏草冬濤」などを発表。
昭和51年、文化勲章受賞。
昭和56年、第9代日本ペンクラブ会長。
昭和58年、沼津市名誉市民。
平成3年1月逝去。

しかし、洪作が狩野川を日本で有数の美しい川であると信じているのは、この沼津の町中を流れている狩野川のゆったりした姿態の美しさのためではなかった。御成橋の上に立って、上流の方に眼を遣る時、洪作にはいつも 天城山に源を発している狩野川という川の、その長い一本の川筋が眼に浮かんで来るからであった。
「夏草冬濤」より

井上靖の文学碑。碑文・詳細は以下

最初の文学碑

「千個の海のかけらが
千本の松の間に挟まっていた
少年の日 私は毎日それを
ひとつずつ食べて育った」


昭和38年春、最初の井上文学碑として千本松原の中に作られたもの。

井上靖の文学碑。碑文・詳細は以下

最新の文学碑

「思う どち 遊び惚けぬ そのかみの
香貫 我入道 みなとまち
夏は夏草 冬は冬濤」


平成3年春、井上さんが沼津中学に通っていたころ下宿した妙覚寺境内に完成した学友たちとの文学碑。

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