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古墳・飛鳥時代

2018年4月1日更新

長塚・子ノ神古墳が作られる

小国分立のころからしだいに大和朝廷が力をのばし、4世紀中ごろまでに日本を統一した。私たちの郷土もその影響下に入り、スルガの国がおかれた。近畿地方や瀬戸内地方において、3世紀後半から4世紀初めにかけ、古墳とよばれる「支配者の墓」がつくられはじめたが、5世紀の末から6世紀にかけて、沼津市にも松長の神明塚古墳、東沢田の長塚古墳、西沢田の子ノ神古墳など3つの前方後円墳などがつくられた。さらに、6世紀後半になると、市内各地に多くの円墳がつくられるようになり、7世紀終わりごろには、横穴墳がつくられるようになった。

  • 古墳・飛鳥時代の出土品。詳細は以下

    藤井原遺跡出土
    土師器・須恵器

  • 古墳・飛鳥時代の出土品。詳細は以下

    藤井原遺跡
    出土銅鐸飾耳片

  • 古墳・飛鳥時代の出土品。詳細は以下

    長塚古墳出土
    朝顔形埴輪

  • 古墳・飛鳥時代の出土品。詳細は以下

    長塚古墳出土
    円筒形埴輪

古墳の副葬品は、初期のものには鏡や玉類、石製品など祭祀的な色彩の強いものと武器、武具、鉄製生産用具などがみられる。それが中ごろになると、鏡、玉類、石製品、武具などは引きつづいてみられるが、新たに甲冑や馬具などがみられるようになった。さらに後半になると、須恵器が大量に副葬されるようになった。また、このころ、同一の古墳群でも、副葬品に差がみえ、古墳に葬られた人の身分などの違いが読み取れる。

  • 古墳・飛鳥時代の出土品。詳細は以下

    長塚古墳出土
    朝顔型埴輪と円筒型埴輪

  • 古墳・飛鳥時代の出土品。詳細は以下

    東本郷3号墳出土
    環頭大刀柄頭

古墳・遺跡別の出土品一覧
古墳や、集落からの出土品 古墳・遺跡名
埴輪・須恵器・土師器 長塚古墳
環頭太刀・馬具・まが玉 香貫古墳群
金環・ガラス玉など 石川古墳群
土錘(漁網につけた道具) 藤井原遺跡
銅鏡(三角縁神獣鏡) 道尾塚古墳
古墳時代の遺跡(前方後円墳、古墳群、集落遺跡)の地図

古墳時代の遺跡

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